今回は、自分でもマッサージしやすい手のツボからレクチャー致しましょう☆
手のひらにもツボがたくさんあるのですが、どのツボが何に効果があるのか知りたいと思いませんか???
手には健康に良いとされているツボがたくさんあります。
簡単に自分で、気軽にどこでもできるので、ツボの位置やそれぞれの効果がわかっているだけで、その時の身体の状態によってツボを押し分ける事ができるでしょう。
今回のコラムでは、
手のひらにあるツボすべてのご紹介から、
もっとも効果的にツボ押しができるようになるポイントまでご説明していきたいと思います。
※ツボって何だろう??※
東洋医学でツボは重要なものとされています。
私たちの身体には、常に体調を正常に保つ治癒力が備わっています。
そのエネルギーを「気」と呼びます。
「気」の通り道を「経路」といい、身体の全身に存在するツボ(経穴)とツボ(経穴)を結んだところに「気」が循環しています。
WHO(世界保健機関)によると、ツボは全身に361穴あるといわれています。
ツボをマッサージなどで刺激することで、具合が悪い部分を活性化させると東洋医学ではいわれています。
その中でも、手のひらのツボは全部で21穴あります。
純粋に「ツボ」という意味では21穴、反射区と言われる面(範囲)を含めると30穴存在します。
☆手のツボ早見表☆
1.少商(しょうしょう)
位置:親指側面の、爪の高さの位置にあります
効果:胸痛・のどの痛み
2.大腸(だいちょう)
位置:人差し指の第一関節の中央にあります。
効果:下痢・痔・胆石痛
3.小腸(しょうちょう)
位置:人指し指の第二関節の中央にあります。
効果:消化不良
4.二間(じかん)
位置:人差し指の付け根、親指側の側面のくぼみにあります。
効果:不快なお腹の張り・便秘・歯痛や咽頭部の腫張
5.三間(さんかん)
位置:人差し指の付け根よりも下、親指側にあります。
効果:疲れ目・喘息や喉の痛み・咽喉の腫れ・神経痛・冷えなどから起こる下痢
6.心穴(しんけつ)
位置:中指の第一関節にあります。
効果:頭痛・イライラ・心臓や神経を落ち着かせる
7.三焦(さんしょう)
位置:中指の第二関節にあります。
効果:腎臓・膀胱・泌尿器系
8.肺穴(はいけつ)
位置:薬指の第一関節にあります。
効果:血行不良・蕁麻疹・アレルギー性鼻炎
9.肝穴(かんけつ)
位置:薬指の第二関節にあります。
効果:酒酔い・吐き気・二日酔い・しゃっくり
10.少衛(しょうえい)
位置:小指の薬指側の側面、爪の底辺の高さ
効果:高血圧・ストレス・血行不良
11.腎穴(じんけつ)
位置:小指の第一関節の横じわ中央にあります。
効果:無気力感・ホルモンバランスの乱れ・ストレス
12.命門(めいもん)
位置:手のひら側の小指の第二間接の横ジワにあります。
効果:血行促進・冷え性・腰痛・冷え性・下痢
13.咳息点(せきそくてん)
位置:人差し指と中指の間のくぼみにあります。
効果:咳・端息・息切れ
14.耳咽点(じいんてん)
位置:中指と薬指の間のくぼみにあります。
効果:頭痛・のどの痛み腫れ
15.労宮(ろうきゅう)
位置:拳を握ったときに中指と薬指の先端が触れるあたりにあります。
効果:精神疲労・イライラ・手の火照り・動悸・吐き気・胃腸の不調・上半身の血行改善・首や肩のこり・冷え症・筋肉疲労・集中力低下
16.少府(しょうふ)
位置:拳を握ったときに小指の先端が当たる場所にあります。
効果:興奮状態・動悸・息切れ・顔の火照り
17.後谿(こうけい)
位置:手の平側の小指の付け根部分にあります。
効果:肩コリ・首筋・後頭部の痛み
18.魚際(ぎょさい)
位置:親指の付け根の膨らみの中央にあります。
効果:親指の痛み疲れ・歯痛・肩こり・頭痛・心臓の動悸・胃腸肝臓の働き
19.太淵(たいえん)
位置:親指の付根の手首のシワの上のくぼみにあります。
効果:咳・咳嗽・鼻水・喀血・呼吸器疾患・前腕痛・肋間神経痛・結膜炎・胸痛・心臓病・眼疾患・のどの痛み・呼吸器系
20.大陵(だいりょう)
位置:手首の内側、関節部分のちょうど真ん中にあります。
効果:手や腕の痺れや痛み・動悸・息苦しさ・心部痛・体の火照り・習慣性の頭痛・胃痛・嘔吐・不安イライラ
21.神門(しんもん)
位置:手首のつけ根の小指下にあります。
効果:イライラ・便秘・心臓の働き・胸苦しさ・便秘・味覚症状・食べ過ぎ
☆反射区早見表☆
22.耳・咽区(じ・いんく)
乗り物酔い・耳鳴・鼻風邪
23.手掌区(しゅしょうく)
不眠・寝不足
24.胸腔・呼吸器区(きょうこう・こきゅうきく)
喘息・のどや呼吸器系の不調
25.胃・脾・大腸区(い・ひ・だいちょうく)
群・消化器系の内臓の働き・便秘
26.心包区(しんほうく)
自律神経の乱れ・ストレスによる不眠・自律神経失調症
27.手心(しゅしん)
冷え性・イライラ・緊張・高血圧・乗り物酔い・腸の働き・消化吸収
28.健理三針区(けんりさんしんく)
胃や腸の消化吸収力・肝臓・酒酔い・二日酔い
29.足腿区(そくたいく)
腰痛
30.生殖区(せいしょくく)
生殖器の活性化
という感じでいろんな症状に効くツボと反射区があります。
全て覚えるのは、大変ですよね??
まず、気になる症状に効くツボを重要な順に探します。
そして1番気になる悩みのツボを覚えましょう。
さらに、、、
お教えしましょう!!
ツボの効果を最大限に発揮するポイントを!!!
①1回5分以上、朝と晩に行ってみましょう!
②ゆっくりと深呼吸をしながら行ってください。
③痛気持ちいい圧力で行いましょう。
④だんだんと手が疲れてきて辛い方は、ハンドクリームやアロマオイルを使って滑らせながら行いましょう。
(好きな香りのものを使うことでさらにリラックスでき、副交感神経が高まります。)
⑤ツボ押し専用のアイテムや、ペンを代用しても良いでしょう。
⑥水分を多めに摂りましょう。
(白湯やお湯・お茶など刺激の少ない飲み物がベストです!)
⑦食事の前後は30分以上はツボを押さないようにしてください。
(消化不良の原因になることがあります。)
⑧ツボ押しをした後の入浴は、1時間以上経過してからにしましょう。
(血液の循環が良くなっている為のぼせる恐れがあります。)
⑨ツボ押しをした後の飲酒は、1時間以上空けるようにして、飲む量は抑えましょう。
(血液の循環が良くなっている為、お酒のまわりが早くなったり、酔いやすかったりします。)
※妊娠中、生理中、酒酔い、怪我がある、心臓や腎臓が弱い人などは、ツボ押し自体を控えましょう!!!※
最後に、、、
手のひらにはご紹介した21のツボと9つの反射区がありますが、手の甲や腕など体全体にも多くのツボは存在します。
症状によってツボを押し分けたり、手全体をなんとなくマッサージするだけでも身体に良い作用があります。
今回ご紹介しましたツボの知識が、皆様の身体へプラスの効果がもたらされますよう、、、、、
少しでも役立って頂ければ幸いです(^-^)/