☆知って得する着物のマナー☆[七五三・ 結婚式・ お正月・成人式など]

 
 
これからの時期は着物を着る機会がよくあると思います。
 
知って得する着物のマナー、組み合わせなどを今回はお伝えしたいと思います。
 
 

着物の種類

 
一口に「着物」といっても留袖や振袖、訪問着、小紋など、その種類は実にさまざまです。
 
また、カタチは殆ど同じなのに柄や紋の数によって格式が決められています。
 
さらに面白いのは色や柄、組み合わせ、着こなしによってガラッと印象が変わること。。。
 
だからこそ自由に楽しみたいところですが、格式がある以上、
 
やはり最低限のマナーは必要なのです。
 
そこで、まずは着物の歴史にふれ、着物の種類やTPOについて見ていきたいと思います。
 
◼︎着物のはじまり◼︎
 
現代の私たちが目にする着物の原型である「小袖」は、
 
奈良時代の頃から文献に登場していたようです。
 
現代の着物が大袖、広袖であるのに対し、
 
当時の着物である「小袖」は袖口が小さく縫い詰まっています。
 
奈良時代以前の衣服は、ズボンやスカート、ワンピースのような形が主流でした。
 
しかし、布を直線に切って縫い合わせる「直線裁ち」の小袖が登場すると、
 
体型に関係なく着られる便利さから、日本人の生活に定着していったと言われています。
 
平安時代、庶民は小袖を普段着として着用しましたが、
 
貴族はなんと下着として身に付けたと言われています。
 
それが鎌倉時代になると、着やすく動きやすい小袖は上着へと変化し、
 
武家社会における衣服の簡略化を経て、室町時代には現在の着物の形が完成しました。
 
 

【留袖】
 
留袖
 
第一級の礼装用で、女性が親族の結婚式や正式な儀式・式典などに着用します。
 
黒地で染め抜きの5つ紋があり、
 
前身ごろの妻下に絵模様を施したものが黒留袖で、ミセス用です。
  
【色留袖】
 
色地に三つ、または一つ紋で絵模様があるのは「色留袖」といいます。
 
色留袖
 
【振袖】
 
ミス(未婚女性)が正式な場で着る着物で、
 
袖の長さによって大振袖・中振袖・小振袖があります。
 
一般的によく着用するのは中振袖で、
 
成人式や卒業式、披露宴、卒業式披露宴、パーティー、お見合いなどです。
 
振袖

 
【訪問着】
 
胸と裾に柄合わせした模様を染めた着物で、
 
ミス・ミセスの区別なく略礼装として着用します。
 
格調の高い古典柄や豪華なものが多く、友人の披露宴やパーティー、茶会、会食などの
 
フォーマルな席で最も幅広く活用できる着物です。
 
訪問着
 
【小紋】
 
普段はオシャレ着として楽しめます。
 
全体に細かい模様をあしらったものが多く、
 
お稽古事やデート、ショッピングなどにもピッタリです。
 
若い女性なら、セミフォーマル・パーティーなどでも着用することができます。
 
小紋
 
【喪服】
 
告別式や通夜などに親族が着用する、黒無地に五つ紋がついた喪の正装です。
 
帯・帯締めなども全て黒で統一しますが、
 
法事などでは地味な色合いの紋付き色無地に黒やグレーの帯を締めます。
 
喪服
 
【色無地】
 
一色(黒以外)に染め上げたもので、基本的に柄はありません。
 
一つ紋を付ければ準礼装に、三つ紋以上なら紋のない訪問着よりも格上に、
 
また地味な色に黒帯を合わせれば略式喪服にもなる優れものです。
 
色無地
 
【付け下げ訪問着】
 
反物のまま柄付けを行ったもので、衿部分に模様がなく、控えめな柄が特徴です。
 
しかし、出来上がると訪問着と区別がつきにくいほど華やかなものもあります。
 
訪問着ほど改まることのない席や観劇、華美ではないお茶会など、
 
カジュアルなシーンにオススメです。
 
付け下訪問着
 
【紬の訪問着】(つむぎのほうもんぎ)
 
今はその地風が好まれ、紬地に絵羽模様を染めたり、
 
織り表したりした訪問着は、軽い訪問着とされます。
 
小紋同様、主にカジュアルなパーティーや会食に着用し、
 
柄行や地風により着る場所を考える必要があります。
 
紬の着物
 
【無地の紬】(むじのつむぎ)
 

無地の場合、絣柄や縞を織り出した紬より、少し改まった装いとすることができます。
 
※紬(つむぎ)や絣(かすり)の注意点※
 
紬や絣は言わば普段着です。
 
最高で高価なきものでも、普段着なんです。
 
婚礼・茶会・七五三のお参りなどの格のある装いには着用できません!!!
 

【絞り】(しぼり)
 
古代の三纈(さんけち)技法のうちの纐纈(こうけち)技法を使ったきものです。
 
絞り
 
【お召】(おめし)
 
織(おり)のきものとして最高級のきものです。
 
お召
 
【更紗】(さらさ)
 
南方系のエキゾチックな文様(もんよう)のきものです。
 
更紗
 

【浴衣】
 
木綿の単衣の着物で、その名の通り本来は「湯上りに着る着物」です。
 
しかし、1枚で着られる手軽さから夏の遊び着としても人気があります。
 
浴衣

 

男性の場合

格が高いもので言えば、黒羽二重五つ紋付、色紋付があります。
 
【黒羽二重五つ紋付】(くろはぶたえいつつもんつき)
 
年齢に関係なく、男性の礼装は、五つ紋付に羽織・袴となっています。
 
結婚式の花婿・仲人などの衣服として着用します。
 
黒羽二重五つ紋付き
 
【色紋付】(いろもんつき)
 
黒紋付に順ずる略礼装として用いられます。
 
素材や紋の付け方により、応用範囲も広く活用できます。
 
色も比較的地味な男性のきものの中で、個性が感じられます。
 
羽二重・紋綸子・縮緬の素材に白・グレー・茶・紺など、無地染めにします。
 
現代では染め抜きの五つ紋を付け、花婿の装いに着用します。
 
女性の色留袖と同格になります。
 
色紋付
 

おしゃれ・外出着

外出着は、少し格があるものから趣味として楽しむものまで、
 
一番応用範囲が多いグループです。
 
逆に言えばTPOにあわせて微妙な調整が楽しめるグループです。
 
紋付の場合は礼装になります。
 
 

  • ● お召一つ紋付(おめしひとつもんつき)
    お召し・紬の無地に三つ紋・一つ紋を付けると、
    女性の色無地紋付・訪問着と同格になります。
    ★結婚式などの招待客の場合や、改まった訪問や外出の時に着用します★
  •  

  • ● 紬(アンサンブル)
    礼装着ではありませんので、紋付でなくてもよく、
    外出場所によっては、袴を着ずに着流しでも構いません。
    ただし、改まった訪問には、やはり、袴を着用するのがいいでしょう。
    また、外出の時には、羽織を着用します。
    結城・大島など各産地の紬があり、無地・縞・絣などの織地があります。
    お召・紬の無地・縞柄は羽織と色や素材を変えるとおしゃれな感じになります。/li>
     

  • ● ウール(アンサンブル)
    街着・くつろぎ着として、手入れが簡単で、気軽に着用できるきものです。
    単衣仕立てで冬・春・秋にかけて着用できます。
    年齢に関係なく、きもの初心者から通の人にも気軽に着用できます。/li>
     

  • ● 上布(じょうふ)
    夏のきものの素材として代表的なものです。
    吸汗性がよくシャリッとした風合いは、見た目に涼しく肌触りもいいです。
    注意点は、薄物は、透けて見えますので、体型にあった仕立てが大切です。

 

日本の民族衣装である、着物。。。
 
ですが、最近では着る機会が少なくなったばかりに、正しい着物の着方を知らず、
 
間違った素材、間違った柄の組み合わせで、間違った場所にお出掛けしてしまったり。。。
 

着物の素材・着物と帯の柄には春夏秋冬で
 
その時々に合ったものを選ばないといけなかったり。。。
 
知らずに恥ずかしい思いをしてしまっている可能性もあるので、
 
ある程度調べたり、私のコラムを参考にして頂くのもいいのかもしれませんね。
  

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