健康に良いと言われる白湯。
「実際にどんな良いことがあるの?」「どう飲めばいいの?」
と、知りたい方もいらっしゃるかと思います。
今回はそんな白湯の良いことや作り方などを、詳しくご紹介していきたいと思います。
白湯とは?
「白湯(さゆ・しらゆ)」とは、何も入れていない水を沸騰させたものを言います。
白湯を冷ましたものは「湯冷まし」と言います。
白湯を湯冷ましさせて飲むことで、健康やダイエットサポートなどに良いとされています。
沸騰したお湯を50℃前後まで冷ましたものは「湯冷まし」になりますが
一般的には、「白湯」と総称して呼ばれていることがほとんどです。
インドでは、伝統医学(アーユルヴェーダ)に白湯が用いられています。
健康目的以外にも、薬を飲む時や、新生児や弱った身体の方への水分補給などにも活躍しています。
白湯を正しく摂取することで、簡単に健康な体質を目指すことが出来て、とてもおすすめです。
白湯の良いこと・用途
白湯には身体に良いと言われていることがたくさんあります。
- ・お通じ
- ・冷えの予防
- ・ダイエットサポート
- ・肌荒れ
- ・身体のだるさや重さを軽減
- ・風邪の予防
- ・ストレス
- ・赤ちゃんの水分補給
白湯を飲むことで、身体が温められ体内環境が活発になり、食べ物の消化を助けてくれます。
また、白湯自体も消化に負担がかかりにくいと言われています。
消化が良くなることで、体内の毒素や老廃物が排出されやすくなります。
代謝が良くなることで、上記のような良いことに繋がるのです。
白湯は1か月以上飲み続けることがおすすめ!
白湯を飲み始めてから、身体の快調などが感じられる時期は、平均的に1ヶ月頃といわれています。
ダイエットサポート目的の方では、早くて1週間ほどで白湯の魅力を感じられた方もいるそうです。
まずは、白湯の良いことを感じられるように、1ヶ月以上飲み続けてみるようにしましょう。
飲み続けていると白湯の味に変化を感じる?!
白湯によって身体の毒素が排出されると
白湯の味がだんだんと甘く、美味しく感じられるようになると言われています。
飲み始めは味気がなく、まずいと思う方も多くいらっしゃいます。
美味しくないと感じる場合は、身体に毒素が溜まっているためと言われています。
まずは、1ヶ月以上飲み続けてみて、味の変化を感じられるといいですね。
白湯の作り方
白湯を作る際は、
- ・白湯にする水
- ・沸騰させる道具(ヤカン・電気ポット・電子レンジ)
- ・白湯を入れる容器
を用意しましょう。
白湯にするための水
白湯をつくるための水を用意しましょう。
一般的な水(水質基準に達している水)は使用して大丈夫です。
(「川の水」や「海の水」は飲み水として使用するための行程に手間がかかる為、おすすめしません。)
水道水や井戸水を使う場合は、15分以上は必ず沸騰させ続けるようにしましょう。
天然水やミネラルウォーターも使用することができます。
沸騰させるための道具
以下のいずれかの方法で、水を沸騰させましょう。
- ・ヤカンに火をかける
- ・電気ポットでお湯を沸かす
- ・電子レンジで温める
ヤカンに火をかける方法が、白湯の一般的な作り方です。
時間がない方や面倒な方は「電気ポット」や「電子レンジ」を活用しましょう。
その際は、浄水器などで洗浄した水、もしくはミネラルウォーターで作るようにしましょう。
ヤカンで白湯を作る場合
- 1:ヤカンに水を入れ、強火にかける
- 2: 沸騰したら、ふたを外す
- 3: 弱火に変え、ふたを外したまま10~20分間、沸騰させ続ける
- 4:コップにお湯を注ぎ、50℃前後(人肌より熱め)まで冷ます
電子レンジで白湯を作る場合
- ◇コップ1杯分150ccの場合
- 500Wで2分温め、そのまま50℃前後まで冷ましてから飲む
※50℃前後を測る目安は、お風呂の熱めの適温が42℃とされているので
それよりも肌に触れたら熱いくらい(10秒以上は触れ続けられないくらい)が目安になります。
正確に温度を測りたい方は、温度計を用いましょう。
白湯を入れる容器
白湯を入れるために、以下のような容器を用意しましょう。
- ・コップ
- ・真空断熱タンブラー
- ・真空断熱マグカップ など
真空断熱系のものは、保温力が高いので長時間熱を逃がさず、オフィスや外出時などにおすすめです。
白湯を飲みやすくするために
白湯がどうしても飲みにくい方は
- ・レモン
- ・ハチミツ
- ・マーマレード
- ・生姜のすりおろし
などを入れると飲みやすくなりますので、ぜひお試しください。
白湯を飲むタイミング・摂取目安量・飲み方
白湯の良さを実感して飲むために
「白湯を飲むタイミング」「1日の摂取目安量」「おすすめの飲み方」
をご紹介したいと思います。
<起床時>に白湯を飲む場合
人は眠っているときに汗をかくので、起きるときには体内の水分が蒸発している状態にあります。
朝の乾いた体内には、体温に近い温度の白湯が身体によいでしょう。
また、朝に白湯を飲むことで
前日に食べた物を午前中の時間帯に排出されやすくなり、お通じにいいと言われています。
<就寝前>に白湯を飲む場合
寝る前に暖かい白湯を飲むことで、落ち着いた気持ちになれます。
また、寝ている間に体内環境を良くして、翌朝のお通じにも良いと言われています。
白湯の1日の摂取目安量
1日に飲む量は、800~1000mlを目安にしましょう。
また1回に飲む量は、コップ一杯分150~200ccが適しています。
白湯のおすすめの飲み方
白湯を飲むときは、すするようにゆっくりと飲みましょう。
ゴクゴク飲むよりも、ゆっくりと少しずつ飲むことで、身体がじんわりと温まります。
1杯10分程度時間をかけて飲むようにするのがおすすめです。
白湯を飲む際の注意点4つ
白湯の1日の摂取目安量
白湯の飲みすぎは、胃液を薄めてしまい、消化機能を低下させてしまうと言われています。
また、吸収が良い飲み物のため、大量に飲むことでむくみやすくなる可能性があります。
1日の摂取目安量を守るようにしましょう。
35℃以下の白湯を飲むことは避ける
白湯の温度が体温よりも低くなってしまうと、白湯とは言えなくなります。
温度は、人肌よりも熱めの50℃前後を目安にしましょう。
起床時は、白湯を10分くらいのペースで飲むようにする
起きてすぐに飲料水を一気飲みすることは、胃腸に良くありません。
朝は、10分間ゆっくり飲むようにしましょう。
食後すぐには飲まないようにする
食事の直後に水分補給すると、胃に水分が多くなりすぎて消化が遅れてしまうと言われています。
食後に飲む場合は、胃が落ち着いてくる30分後がおすすめです。
まとめ
簡単にできる健康法のひとつである「白湯」には、意外とたくさんの身体にうれしいことがあります。
正しい白湯の作り方や、飲むタイミングに気を付けて、白湯の魅力を実感してみてくださいね!